声に出して読みたい日本語 |齋藤 孝
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声に出して読みたい日本語齋藤 孝
草思社 刊
発売日 2001-09-12
価格:¥1,260(税込)
?「てまえ持ちいだしたるは、四六のがまだ」「生麦生米生卵」。目次を目にするだけでも声に出して読みたくなる口上や早口言葉、古典の名句を集めた暗誦のテキスト。ページをぜいたくに使い、大きめの活字でぱらりと配してある言葉はなじみ深いものが多く、目で追ううちにいつしか口に出している。
???こうした言葉は「日本語の宝石」、暗誦することによってその宝石を「身体に埋め込む」ことができると著者は言う。声に出し、身体で美しい日本語を覚えれば、意味はわからずとも潜在的な日本語の力を身につけることができる。
?「腹から声を出す」「リズム・テンポに乗る」などのグループごとに選ばれた宝石たちは全部で76。「祇園精舎の鐘の声」(『平家物語』)といった古典の名句のほか「どっどど どどうど どどうど どどう」(『風の又三郎』)「はっきよい、のこったのこった」(行司のかけ声)など楽しいものがたくさん収録されている。
???各文には作品が書かれた背景、声に出すときのポイントなどを丁寧に書いた解説がついている。著者自身の体験や、「兼好法師は『上達論おやじ』である」といった独自の言いまわしがまたおもしろい。気に入った言葉を覚え、ひとり朗々と暗誦したり、親子で声をあわせるのもいい。漢字にはふりがながふってあるから、子どもひとりで暗誦することができる。
???読む、のではなく著者が言うように「使い切る」ことによって本領を発揮する良質の日本語テキストだ。(門倉紫麻)
本書の価値を問い直したい 2006-10-21
本書が世に出されて5年
他のレビュアーもおっしゃっているように意外にも批判的な意見が多いことに対して正直驚いている
私は家庭教師を4年間続け、小中高合わせて20数名を教えてきた(別段ひけらかす意味合いはないので悪しからず)
私は小学生を教えるとき、本書をテキストの一つとして愛用している
また、中高生に対しては本書の存在を教え、自主的に読むことを奨めている
端的にいって効果は絶大である
子どもの知的好奇心というものは、ときに戦慄を覚えるほどに凄まじいものがあると日々実感している(大仰と思われるかもしれないが・・・)
その自らの拙い実体験を思うとき、本書の批判者は果たして本書が出された”真価”を理解できていないのではないかと思ってしまう
本書は俗にいう理論家が批判する類の本ではない
何故ならば、本書は教育を実践する者、そして何より教育を受ける子ども達に向けて練り上げられたものである
その点で、批判者は大きな勘違いをしているのではないだろうか!?
著者は誰もが気づき得ることを”初めて”した人である
誰もが気づき得るから大したことがないのではなく、それを”初めて”実践したからこそ、”時代の寵児”として衆目を集めるに至ったのであり、教育に対して一家言あると認められているのであると私は思う
口だけの理論家に本書の価値はわからない・・・
改めて本書の価値を問い直したい!
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この記事は2006/10/22に作成しました。
